No.15296 河井寛次郎 (花手扁壷)

高さ(24.0cm) 直径(19.6cm×14.6cm)

釉薬をしぼり出し立体的に施釉する筒描の技法を用いた晩年期の作品。信楽地、筒描の模様の発色も優良であり、寛次郎の多様な扁壷の中でもとりわけ意匠みなぎる独創的な姿、花手と表現される、花と手、片面には、顔と花が施され、寛次郎、筒描の中でもより冴えた発想、作陶の中に生まれた渾身の作域を物語る、奔放さ、大胆にも変幻自在により深い創造性に満ち足りたオーラを放ち、筒描の中でも、造形、模様共々に揃いとても希少な作風を持ち合わせた最高峰の逸品でございます。

河井寛次郎 (花手扁壷)

河井寛次郎 (花手扁壷)

河井寛次郎 (花手扁壷)

河井寛次郎 (花手扁壷)

河井寛次郎 (花手扁壷)